11月20日(金)、「グローバルバーサティリティ」の授業で、明治大学国際日本学部の多文化共生論ゼミ生(山脇啓造教授)との共催イベントをオンラインで行いました。国際高校からはグローバルバーサティリティ選択者22名、明治大学からは山脇教授のゼミ生5名が参加し、大変活気のある交流会となりました。
第1部では、グローバルバーサティリティ選択者のうちから2つのグループが”Double Standards in Japanese Society”(日本の社会における二重基準について) ”Patriotism or Japanese Pride”(愛国かプライドか)というトピックで英語でのプレゼンテーションを行いました。このプレゼンテーションは、選択者がグループに分かれ1学期の末から取り組んできた調査型リサーチに基づいて作られています。プレゼンテーション終了後に明治大学生から質問や意見をいただき、発表した生徒たちは、緊張しながらも熱心に答えていました。
第2部では、明治大学生5名より、多文化共生論ゼミで行っている活動の紹介がありました。内容は、日本に住む外国人に対するコロナ関連情報の動画制作や小学生を対象としたワークショップの実施など、これからの多文化共生社会への貢献を目指す画期的なものでした。両者のプレゼンテーション終了後、国際生と明治大学生がズームのブレークアウトセッションを利用して雑談することで、さらに交流を深めることができました。
オンラインで大学と接続して交流するという初めての試みだったこともあり、ネット接続など運営上の不安もありましたが、大人数が一堂に会することが難しい今だからこそ、工夫して実現できたことだと思います。兵庫県にいる国際生が東京都にいる大学生とタブレットを通してオンラインで交流するということは、これまでは考えもしませんでしたが、今回を機に今後もさまざまな学校との交流を進めることができればと思っています。
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