令和2年10月8日(木)に、令和2年度「県立高校特色づくり推進事業〜インスパイア・ハイスクール〜」事業の一環で、特別講演が実施されました。日本から世界に貢献する実践の一つとして、JICA(独立行政法人国際協力機構)から3名の講師を招聘し、国際協力活動を紹介していただきました。
まず、竹内詠子先生からはキルギス共和国についての文化、言語、食習慣や伝統などを紹介していただきました。また、キルギス共和国が抱える社会問題についても実体験を交えて紹介していただきました。
次に、川崎芳勲先生からは、ウガンダ共和国の文化や言語などの文化的な背景から、社会問題までを紹介していただきました。社会の課題や問題が山積している事情を理解しつつも、生徒はウガンダの美しい自然や生活の風景に目を奪われている様子でした。
中井悠野先生は配属先のガボン共和国での病院勤務の様子や、妊娠・出産をめぐるガボンの現状と課題などを紹介していただきました。妊産婦死亡率が日本と比較にならないほど非常に高いことや、電力供給などのインフラの整備が医療の発展の妨げになっていることなどを知り、生徒は驚いた様子でした。3人の先生方に協力いただき、今年海外との交流が難しい中、生徒は様々な国の現状やJICAの活動について学ぶ貴重な機会となりました。